モノが売れない時代になって、バーゲンという言葉にときめきがなくなった。
いや、それはデフレのせいではなく、自身がオシャレに鈍感になった証拠なのだ。
以前はテレビCМで「バーゲン○×日から」と、
そごうだのパルコだの各ショップや量販店が告知していた。
それを観ると「あ、行かなきゃ」とわくわくしていたものだった。
もう服やバッグはいらない。最近は、そう思う。タンスを開ければ、
昔がんばって買った服が「肥し化」して眠っている。貧乏性だから、
「これを何とかできないか」とミシンで少々、
手を加えてリニューアルさせたりもする。
気に入って頻繁に着ていた服も、修繕してまた着られる状態にする。
案外、楽しいのだが、時間と労力を考えると、
今風のおニューを買うべきだろう。
しかしお金ではないのだ。廃物を利用して、地球環境にも優しい生活。
こんな人が増えているから、いつまでもデフレなんですね。